NOTHING IS REAL

ディスクレビュー

Cool Struttin' / Sonny Clark (1958)

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1枚目はそろそろ勉強しようと思っていたジャズをと、とりあえず有名なCool Struttin'にしてみた。
 
店主がこれを売りたかったから、という理由であのヴィレッジヴァンガードができたというからきっと凄い名盤なんだろうと期待しながら再生ボタンを押す。
 
ハードバップに分類されるようだが何がなんだかさっぱりわからないのでカテゴリはJazzです。
 
1.Cool Struttin'
トランペットのフレーズはわりかしキャッチーだと思うがピアノのタッチが重たいので全体としてはちょっと湿っぽい。日本人に人気があったというのも大いにうなずける。もったり弾きすぎて音の粒が潰れちゃってるように思えるのは気のせいか?これがジャズ的にはいいピアノなんだろうか?まだよく解らない。
 
2.Blue Minor
前ノリでワクワクさせられる!楽しげなリズム隊にこのちょっと引きずるようなピアノ、絶妙にバランスが取れていてぴったり心地よい曲だなあという感じ。
 
3.Sippin' At Bells
イントロのドラムが小気味好い。ベースラインがチャックベリーあたりの、ビートルズ以前のロックンローラーがやるロックンロールを彷彿とさせる。まあ順序は逆なのだけれども…
 
4.Deep Night
ディープナイトといってもひとりで過ごす夜ではなくて誰かとお酒でも飲みながらしゃべったり踊ったりして過ごす夜なんだろう。金曜の日付が変わるころかな。途中のドラムソロが喜ばしく聴こえる。タイトルはフライデー・ナイトの方がしっくりくる。
 
正直、凄い名盤だ!とはならなかったが、それでも表題曲のフレーズが頭をずっとぐるぐるしているし、印象に残るアルバムであることは間違いないのだろう。
 
はじめてジャズに触れた夜でした。